最近、スマートフォンやパソコンを使った詐欺がとても増えているようです。
特に、50代以上の方や、インターネットにあまり慣れていない方が狙われやすいと言われています。
今回は、その中でも「フィッシング詐欺」と呼ばれる手口について注意喚起もかねて書いてみようと思います。
目次
フィッシング詐欺ってどんなもの?
「フィッシング詐欺(Phishing)」とは、銀行や宅配業者、通販サイトなどを装って、メールやショートメッセージ(SMS)を送り、偽のウェブサイトに誘導して個人情報を盗もうとする詐欺です。
たとえば、「あなたの口座に問題があります」「荷物を届けられませんでした」という内容で、リンクをクリックさせようとします。
そのリンク先は見た目が本物そっくりの偽サイトで、そこに暗証番号やカード情報を入力させるのです。
よくある手口の例
銀行やクレジットカード会社を名乗るメールやSMS
「あなたの口座に不審な取引がありました」「カードの利用が停止されています」など、不安をあおる内容で、ログインを促すリンクを送ってきます。
そのリンク先は一見本物そっくりのサイトで、ログイン情報や暗証番号を入力させようとします。
👉 本物そっくりでも、メールからのリンクはクリックしないことが大切です。
宅配便業者を装った不在通知
「荷物の再配達を受け付けます」「住所が不明のためお届けできませんでした」などの文面で、リンク付きのメッセージが届きます。
リンク先は偽の宅配業者サイトで、名前・電話番号・住所などを入力させるケースがあります。
👉 宅配業者の再配達は、公式アプリや公式サイトから手続きしましょう。
通販サイトや会員サービスからの警告
「アカウントに不正アクセスがありました」「支払い情報の確認が必要です」などとして、パスワードやカード情報を求めてきます。
特にAmazonや楽天など、利用者が多いサイトの名をかたる詐欺が目立ちます。
👉 サイトにアクセスする時は、ブックマークや検索から公式サイトを開くのが安心です。
公的機関(市役所・税務署・年金機構など)を名乗る
「税金の未納があります」「年金手続きに不備があります」などと書かれたメールやハガキが届き、電話番号やURLが記載されているケースもあります。
不安を感じさせ、急がせて冷静な判断をさせないようにするのが特徴です。
👉 公的機関がメールで個人情報を求めることは基本的にありません。怪しい場合は直接問い合わせを。
詐欺にだまされないためのポイント
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知らないメールやメッセージのリンクはクリックしない
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本当に必要な手続きなら、直接公式サイトや電話で確認する
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スマートフォンにセキュリティ対策アプリを入れておく
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パスワードは使い回さず、できれば定期的に変える
情報過多の時代だからこそ「選択する意識」が大事
今は、毎日のようにたくさんの情報が入ってきます。
正しい情報もあれば、ウソの情報も混じっています。
だからこそ、「これって本当かな?」と疑う気持ちが大切です。
冷静に、ゆっくり対処することが、あなた自身を守る力になります。
まとめ
フィッシング詐欺は、誰でも被害にあう可能性があります。
でも、少しだけ注意をすれば、防ぐことができます。
「急いで」「今すぐ」という焦らせる言葉には特に要注意。
慌てずに、まずは誰かに相談するのもいい方法です。
家族や信頼できる人に見せるだけでも、安心につながります。
毎日の暮らしを安心して過ごすために、ぜひ今日から「ちょっと気をつける」ことを始めてみてくださいね。