梅雨が近づくと、なんとなく気持ちもどんよりしてきますよね。
洗濯物は乾かないし、部屋の中もジメジメ…。
そんな梅雨を迎える前に、少しの対策をしておくだけで、おうち時間がぐっと快適になります。
この記事では、湿気・カビ・部屋干しといった梅雨のお悩みに対応するために、暮らしの中でできる5つの準備をご紹介します。
年齢を重ねても無理なく続けられる、ちょっとした暮らしの工夫です。
目次
快適な湿度を保つために心がけたいこと
湿気が多くなるこの時期、まず意識したいのが「室内の湿度」です。
人が心地よく過ごせる湿度は、おおよそ40~60%と言われています。
この湿度を超えてくると、カビが好む環境になってしまいます。
晴れた日には、窓を開けて空気を入れ替えるだけでも大きな効果があります。
できれば部屋の対角線にある窓を2か所開けて、風の通りを良くしましょう。
一方で、雨の日は無理に窓を開けず、エアコンの除湿運転や除湿機を活用すると良いです。
除湿機とサーキュレーターを併用すると、湿気がこもりにくくなり、部屋全体がすっきりします。
カビの予防は「湿度・温度・汚れ」への気づきから
カビが発生する条件は、「湿気」「気温」「栄養(ほこりや皮脂汚れ)」の3つ。
このうちどれか一つでも取り除けば、繁殖はぐっと抑えられます。
特に気をつけたいのが押し入れやクローゼット。
この時期は、戸を少し開けて風を通したり、すのこや除湿剤を活用すると効果的です。
また、家具は壁から10cmほど離して配置し、空気が循環するように心がけましょう。
物が詰まりすぎている収納は通気性が悪くなるため、少し余白を持たせて「風の通り道」を作ってあげるのがおすすめです。
部屋干しのニオイを防ぐコツ
雨が続くと、部屋干しが増えますよね。
そこで悩ましいのが“生乾き臭”。
これは洗濯物に残った水分が長時間乾かず、雑菌が増えてしまうことで発生します。
ポイントは「できるだけ早く乾かす」こと。
洗濯物同士の間隔をあけたり、厚手のものはジグザグに干す「じゃばら干し」にすると、空気に触れる面が増えて早く乾きます。
また、除湿機とサーキュレーターの併用はとても効果的。
空気の流れを作って、洗濯物の水分を素早く飛ばしてくれます。
洗濯物の真下や斜め下から風を当てると、さらに早く乾かせますよ。
寝具や衣類の湿気にも注意
布団やマットレスも湿気がたまりやすい場所です。
朝起きてすぐに畳まず、少し広げておくだけでも、こもった湿気を逃すことができます。
敷布団やマットレスの下にすのこを敷いたり、除湿シートを使うと、通気性が良くなり、カビの予防にも有効です。
また、冬用の厚手の布団や毛布は、梅雨に入る前の晴れた日にしっかり乾かしてから、衣替えを済ませておきましょう。
キッチン・浴室・収納のひと工夫で差がつく
キッチンや浴室は、カビにとって好条件がそろいやすい場所です。
食品カスや石鹸カスなどの“カビのエサ”が残らないように、こまめなお掃除を心がけましょう。
収納スペースには、重曹や炭、新聞紙などの身近な除湿アイテムも役立ちます。
湿気が気になる場所には、これらを小瓶や布袋に入れて置いておくだけでも違います。
また、靴やバッグには防水スプレーをかけておくと、カビや汚れから守ってくれて安心です。
まとめ
梅雨は自然のサイクルのひとつ。けれど、湿気やカビ、ニオイといった悩みがつきものです。
だからこそ、「ちょっと早めの準備」がとても大切。
家の中の風通しを良くし、湿気をためない暮らしを意識するだけで、梅雨の季節も快適に過ごせます。
今回ご紹介した5つの準備は、どれも手軽で続けやすいものばかり。
ぜひ、今日から一つずつ取り入れて、のんびり健やかな梅雨を迎えてくださいね。