暮らしを整えるヒント

【シニア向け】梅雨の気分の落ち込みを防ぐための暮らしの工夫

のんびりおじさん

こんにちは、「のんびりおじさん」です。 地方の海の近くに暮らしながら、静かでマイペースな生活を楽しんでいます。このブログでは、そんな“スローな暮らし”の中で気づいたことや、日々の小さな幸せを、ぽつぽつと綴っています。

梅雨になると雨や曇りの日が続き、日差しが少なくなり気温も不安定になります。

特にシニア世代は若いころに比べて気圧の変化や湿度の高さに敏感になり、気分まで落ち込みがちです。

しかし、少しの工夫と意識で心の晴れ間を作っていくことができます。

今回は毎日の暮らしに取り入れやすい六つの方法を、具体的なコツとともにご紹介したいと思います。

出来るだけ取り組みやすいものを揃えましたので、できそうなものから試してみてください。

梅雨の気圧変化は関節痛や頭痛を招き、それが気持ちの落ち込みに拍車をかけることもあります。

だからこそ、身体と心の両面を整えるアプローチが大切です。

室内を明るく整える

曇天が続くと脳内のセロトニン量が減り、やる気が出にくくなると言われています。

朝起きたらまずカーテンを開け、曇りの日でも外の光を取り入れてみましょう。

そのうえで白色系の照明を点け、部屋の隅々まで明るくしておくと体内時計が「朝」を認識して体がシャキッとします。

机の上に小さなスタンドライトを置いたり、壁に明るい色のタペストリーを飾るのも効果的です。

お気に入りの写真を窓際に飾り、カーテンを開けた後に毎朝眺めるのもいいですね。

軽い運動と深呼吸でリズムをつくる

外出できない日には、室内でできる体操を取り入れてみましょう。

椅子に座ったまま足踏みを30回、両腕を前後に大きく振るだけでも血行が促進されます。

テレビのCM中にスクワットを5回、これを番組の合間ごとに行うと合計20回を超えます。

運動後は4秒吸って8秒吐く深呼吸を3セット行いましょう。

腹式呼吸で横隔膜が動くと副交感神経が働き、気分も安らぎます。

香りと音でリラックス

雨音や湿った空気は気分を落ち込みやすくしますね。

ラベンダーやベルガモット、柚子など、心を穏やかにする精油をティッシュに1滴垂らし、デスクの片隅に置くだけでも空気が変わります。

火を使わない電気式ディフューザーなら操作も簡単で安全です。

また、お気に入りの音楽や自然音を小さく流しておくと、耳からリラックスできます。

午前中はテンポのある曲、夜はゆったりとしたピアノや波の音など、時間帯で使い分けるといいでしょう。

人と話し、笑う時間をつくる

「今日は誰とも話さずに終わった」と感じる日は要注意。

会話や笑いにはストレスホルモンを減らし免疫を高める働きがあります。

家族が忙しいときは、昔の友人に電話して近況を交換したり、地域のイベントなどに参加してみましょう。

声を出してあいさつを交わすだけでも気持ちが変わります。

外出が難しい日は、写真付きの葉書を作ってみるのも楽しいものです。

作った葉書を送ってみれば相手から返事が届くワクワク感が、梅雨のうっとうしさを吹き飛ばしてくれるかもしれませんね。

睡眠と食事のリズムを守る

梅雨の時期は外出が減って運動量が落ちるため、夜になっても体が疲れておらず、寝つきが悪いと感じることがあります。

夕方以降はスマートフォンの使用を控えめに、ぬるめのお風呂で体をじんわり温めてから就寝するとリラックス効果が高まります。

夕食は良質なたんぱく質(魚・卵・豆製品)と、発酵食品(味噌・ヨーグルト・甘酒)を組み合わせると腸が元気になり、幸せホルモンの材料がしっかり作られます。

夜遅いカフェインや甘い物は控えめにして、翌朝すっきり起きられるリズムを整えましょう。

室内で楽しむ趣味を増やす

外へ出かけられない日が続くと時間を持て余してしまうもの。

そんな時こそ、新しい趣味を試してみましょう。

塗り絵や写経は手元に集中することで心が落ち着き、完成した達成感も得られます。

昔撮った写真を整理してアルバムを作り直すのもおすすめです。

また、インターネットに慣れてきたら、動画サイトで料理や手芸のレシピを学び、作ったものを家族にプレゼントするのも楽しいですね。

新しい刺激は脳の活性化にもつながり、気分の低下を防いでくれます。

おわりに

梅雨は自然にとって大切な時季ですが、私たちの心と体には小さな負担をかけがちです。

「明るく照らす」「体を動かす」「香りと音を楽しむ」「人と笑う」「規則正しく眠り食べる」「室内での楽しみを見つける」という六つの工夫を心がけて、雨の日も自分らしく穏やかに過ごしましょう。

気持ちが沈みがちなときにこそ、ほんのひと手間をかけて、自分自身にやさしい時間をプレゼントしてあげてください。

もし心の重さが続いていると感じたら、無理せずに、早めにかかりつけ医や地域の相談窓口に声を掛けてみることも大切ですよ。